5/14・和歌山海南・有田ツーリング9 長保寺~浄妙寺

石段前に拝観受付がありましたが無人です。
「拝観料300円」と書いてあったので、お賽銭箱みたいなのに入れ、冊子入れからパンフレットをいただく。
境内見取り図を見ると相当広そうだが、国宝の本堂・多宝塔は石段を上がったとこのよ
うです。
その奥は、歴代紀州藩主のお墓です。

20170514KainanS419s.jpg 『国宝・本堂・多宝塔 鎌倉時代延慶4年再建(1311)』、特に目を引くような造作はないが、700年前の建築物をメンテナンスしながら現代に伝える日本人の心を感じる。
20170514KainanS426s.jpg 歴代藩主のお墓を巡ってみよう。境内から森の中の小道に入る。
『3代綱教卿・光貞卿長子・宝永2年(1705)5/14没す。享年41才』
『9代治貞卿・宗直卿第2子・寛政元年(1789)没す。享年62才』
20170514KainanS434s.jpg 『4代頼職卿・光貞卿第3子・宝永2年(1705)9/8没す。享年26才』
『8代重倫卿・宗将卿第2子・文政12年(1815)没す。享年84才』
『2代光貞卿・頼宣卿長子・宝永2年(1705)8/8没す。享年80才。8代将軍吉宗公の父』
『14代茂承卿・西條頼学朝臣第7子・慶応2年(1866)没す。享年63才。藩籍奉還後初代和歌山藩知事』『初代頼宣卿・徳川家康公第10子・元和5年(1619)駿河より紀州入国藩祖となる。寛文11年(1671)没す。享年70才』

初代から15代まで歴代藩主(徳川幕府将軍に栄転した5代吉宗と13代家茂を除く)と、夫人の墓が山中に点在していた。

1705年に、3・2・4代が相次いで亡くなっているので、帰宅後調べてみた。
2代光貞が父初代頼宣から家督を継ぎ善政を行い領民から慕われた。
長子・綱教が5代将軍・綱吉の長女・鶴姫を嫁にもらったことで将軍家との縁を深め、息子のいない綱吉の後継者となった。
しかし、1704年その鶴姫が亡くなってしまう。
気落ちしたのか翌年4代綱教が5月に死去し、2代光貞も8/8に亡くなった。
兄の突然の病で分家を立て独立していた頼職が急遽兄の養子になり紀州藩4代目を継いだが、父・2代光貞が病に倒れたので急遽江戸から早馬で戻り臨終に間に合った。
しかしこの早馬が応えたのか体調を崩し9/8に亡くなった。

紀州藩絶頂期目前の相次ぐ藩主の死という悪夢の1705年だったが、父と2人の兄を相次いで亡くした2代光貞の4男・吉宗が22才で分家から紀州藩に戻り藩主を継ぎ、相次ぐ葬儀で悪化した財政を再建した。
更に徳川幕府宗家8代目将軍に出世していく年でもあった。
8代以降の徳川宗家将軍は、紀州藩と吉宗の4男が家祖として立てた一橋家から出ており、紀州藩最悪の年1705年が、新たな大飛躍元年でもあったようだ。
勉強になりました。

境内に戻る道に、我が家でも庭を彩ってくれている「紫蘭・シラン」が群生していた。
20170514KainanS466s.jpg 漆喰が赤いベンガラ壁の建物もある。
旧西国街道沿いや、丹波篠山の旧豪族の館でベンガラ壁を何軒か見た。
武士の婆娑羅(ばさら)を表しているようでかっこ良かった。
我が家でもそうだが、紫陽花の花がもうすぐ咲きそうになっている。

r166~R42を南下し、有田市に入り紀の川を渡って、12:29「浄妙寺」。
バイクを下の道に置き、坂を上がっていくと短い石段があり、境内に上がると左手の多宝塔が目を引いた。

境内にベンチが有り、バイクから持ってきた朝買った「訳ありバウムクーヘン」を2切れ昼食として食べました。
小高い丘になっているので、景色もまあまあです。
僕は、子供の頃体が弱かったこともあり、家ごはん大好き人間です。
大学卒業後就職して1年間東京に住んだが、毎日外食したからか毎月風邪を引いて参った。
1年後転勤で実家から通える職場になり、風邪渦から開放された。
それから俗に言う「絶品」や評判の「グルメ」には警戒心がある。
よって、ソロツーリングの時はカレーや麺類などで軽く済ませるようにしている。
コンビニおにぎりも多く、こんな屋外で食べることも多い。

20170514KainanS471s.jpg 多宝塔と本堂である薬師堂は、鎌倉時代のもので、国の重要文化財に指定されています。
こういうものに囲まれていると落ち着き和みます。

r171で有田川左岸を走り、紀伊水道に出っ張る「宮崎ノ鼻」に向かいます。
12:56「女の浦」。
舗装路はここで終了でした。
山道を歩けば灯台があるので半島の先まで行けるのでしょうが、写真だけ取って、TM(ツーリングマップル)に「美しいリアス式海岸」と書いてある「大櫃海岸」に向かうことにする。

半島を南に横断する道は、標高を上げていきます。
眼下に海が広がり気持ちが良い。
20170514KainanS498s.jpg 有田川右岸先端の防波堤に囲まれた場所が何か変・・・なんだろう?ソーラーパネルではないかな?と想像しました。


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No title

こんばんは~
濃密な寺院めぐりツーリングですね。
私の知らないところばかり。
それでも立派な山門や多宝塔が美しいです。

のりまきさんの旅のスタイルだと豪華な食事は
まったく必要ないですね(笑)


日本庭園の酒蔵さんへは私もちょっと覗いてみたいなと思いました。

No title

まんとさん
和歌山は、神武東征から徳川将軍吉宗まで、何度も全国区な歴史の舞台であったので、楽しく歴史探索ツーリングになりました。
観光客はいませんでしたが、紀州徳川家の菩提寺は、歴史の重さを感じました。
本堂から聞こえてくるお坊さんたちの法要のお経の声が声明のように境内にBGMとして聞こえ、落ち着いた気持ちで拝観・お参りできました。

僕は家ごはん好きなので、外食にはほとんど興味がありません。
グループツーリングに参加する時以外、ツーリングの旅程で食事場所などを考えたことがないように思います。

酒蔵見学は、アルコール好きの方には最高かもしれません。
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