12/25・映画「海賊とよばれた男」

あさイチから映画です。
いつものように夜明け前に起きゴソゴソ、6時になったので行動開始です。
家内の朝風呂の後に風呂に入り、トースト1枚の軽い朝食を済ませ、7時過ぎに通勤リード110にタンデムし、映画館に向かいます。

ダイヤモンドシティに着いたら、いつもの駐輪場がまだ開いておらず施錠中。
仕方なく歩道路上駐車して最上階の映画館に上がります。
こちらもドアオープンが7:30で施錠中です。
中学生風男子グループが数組おり、大人も含め20人ほど待っています。

オープンを待って館内に入り、チケット購入。
7:40から「海賊とよばれた男」を観ます。
ナイスな作家「百田尚樹」さんのベストセラー小説の映画化です。
読もう読もうと思いながら、読みたい本の在庫が机の上で唸ってるので先送りになっています。
映画化されたのだから、文庫本化もされているはずなので買わなきゃ。

映画は、「永遠のゼロ」のスタッフが制作しただけあって、2時間オーバーの大作ながら、時間を感じさせることなく、「え~もう終わり~」って感じの秀作でした。
出光興産創業者・出光佐三の伝記物語です。
破天荒な商法でのし上がり、社員の大半が戦地から帰ってきた時に既に還暦を迎えていた佐三ですが、商魂衰えず、社員のため・太平洋戦争に至った最大の原因「日本の自前エネルギー資源の無さ」を克服すべく、奮闘します。

佐三の若かりし頃の奮闘を観ながら、僕が幼い頃、父のあぐらの上に乗り、聞かせてもらった商社マン時代の想い出が、自然に頭に浮かびました。
20才で終戦を迎え、ボルネオ島の戦地から復員し、しばらく北関東の実家でブラブラした後、親戚がやってる商社に入社しました。
終戦直後で、闇市善政の頃、食うためには盗みだって働くご時世、信用できる社員がいないので、父はいきなり大阪支店の支店長になり、支店を再開しました。

船舶で使用するウエスや綿・繊維原料を商売にして、ぐんぐん成績を上げていきました。
九州や東北に貨車満載で送ったはずの商品が、現地につくと空っぽなんてこともあり、盗まれないように親父も部下たちと一緒に貨車に乗り込み、ウエスの上で寝ながら商品とともに旅をし、ストップすると商品の点検をしていたそうです。
拳銃やドスで脅されたり、ヤクザの親分と直談判したり、被告として裁判所に出向いたこ
とも2~3度あったそうです。

そんな波乱万丈の20代を過ごし、30才になり母と結婚しました。
僕も父の話を聞きながら、商社の面白さを感じ、子供の頃は商社マンになろうと思っていました。
ライバル商社の伊藤忠などの幹部とも交流があり、商社に入りたいなら話をすると言ってくれていました。

僕が小学生に上がる頃、東京本社より大阪支店の方が利益で上回り、社長の息子さんより優秀なことで社長から退職を求められ、会社を去りました。
親戚ゆえ、息子さんと同世代ゆえ、次期社長候補の息子のライバルになるだろう親父は排除されました。
これで大阪支店の精鋭に嫌気が走り、父を社長にして新会社を立ち上げる算段をしていたのを、うちの家でしていました。
父は、親戚と商売敵になるのを良しとせず、社員の就職先を世話してから、商社という業界から去りました。

懐の狭い社長のいる会社は経営が傾いて行き、過労で息子さんが先に亡くなり、それに続くように社長さんも亡くなり、倒産しました。
父が部下たちを入社させた父の親友の会社は、そこから急成長し、今やその業界の日本トップ企業になっています。
僕ら夫婦の結婚式の仲人をお願いに上がると、社長なのに二つ返事でOKしてくれました。

僕と家内を前に「お前のお父さんには明日不渡り倒産という時に、緊急融資してもらい今の会社があるんだ。なんでも言ってこい、この恩に比べれば小さなことだ」と言われました。
その後、政商として新聞を賑わしたりいろいろありました。
父が亡くなった時、その方は既に亡くなっていましたが、子供の頃遊んでもらった弟さんの会長と、一緒に遊んだ息子さんの社長が参列してくださいました。

敗戦という途端の苦労があった時代ですが、既得の老人が自信を失い、若者にとって大きなチャンスが転がっていた時代でした。
佐三が若者だった大正・昭和初期の時代も、日本が曙の勢いだった時代、面白い時代だったのだろう。

現代は、戦後再び曙の勢いで快進撃した日本が、大人の成長になっている時代です。
物分りの良い老人が、日本の地盤沈下を嘆き、負の面を強調しダメだと貶めているが、日本人気質を失わない限り、世界にはチャンスがいくらでも転がっている。
真面目で、時間を守り、勤勉に働く日本人は、どんな世の中になっても、どんな環境であっても、必ず頭角を現します。
そんな希望を感じさせる映画でした。
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