12/7・ラブストーリー好き 2.1/2

女性は、男性にちやほやされるから、フェロモンの威力が磨かれるのだろうと思う。
男性を引き寄せる雰囲気を持っている女性は、そんな役回りを続けていくしかない。
大学の女友達が神戸でクラブをやっており、「稼げるよ」って、家内をスカウトしに来たこともある。
普通に生活しててそうなるのだから、どうしようもない。
今でも、何気ない仕草に見飽きてるはずの僕が目を釘付けにされるんだから・・・。

それを旦那が文句言ったり奪ったりしたら、家内の人生の損失です。
義理兄は、学会に出席する時、いつも姉を連れて行く。
それが夫婦旅行のようなところがある。
家内の仕事の会合などで、夫婦同伴の人もいるが、僕はついていかないようにしている。
同業者の方にちやほやされて帰ってくる時、家内はとても饒舌になっている。
「楽しかった」が、身体から溢れているのが見える。
僕がいれば、ちやほやされることに気を使い、可愛そうです。

僕が就職して東京に行く日、新大阪駅の新幹線ホームに上がり、送ってきてくれた家内を向いて相対した時、家内の目から涙が溢れているのを見つけた。
「東京には綺麗な人がたくさんいるから、心変わりしてもいいのよ、お元気で」とだけ言われた。
「何言ってるの、そんなことあるわけ無いじゃん」
もう口約束ながら結婚の約束は取り付けていたけど、「女の最終最強兵器の涙」の威力を知った。
男なんて、ちょろいものだな。

それから20年ほどして、阪急三宮駅のホームで家内が僕の座るベンチの前を通り過ぎていったことがある。
僕も仕事で神戸に出ていた帰り。
ホームの前の方から、家内が歩いてくるのを見つけたけど、手を振らなかった。
帰りの時間が一緒とはラッキーだなと思いながら、僕に気づくかどうか確かめようとしたが、気づかなかった。
どうせ同じ電車に乗り、同じ駅で乗り換え、また同じ電車に乗る。
いつ気づくだろう・・・。
家内の後ろ姿は、なんとホームから後の階段を降りていった。ハァ~。

トイレだろうと、ベンチを立って追跡し、トイレの前で待ったが家内は出てこなかった。
改札を出たようだ。
ホームの前の改札から入り、ホームを歩き後部改札から出ていったの?何故・・・。
改札を出て探そうかと思ったが、止めておこうと思った。
こういう謎を突き止めようとしてはいけない・・・適当が良い。

その日は後から家内が帰ってきたが、ホームで見かけたことを言わなかったし、何も訊かなかった。
その後も訊かず、現在に至る。
謎の部分があるのがいいかも・・・。

結婚する時、「貰ったラブレターとか想い出のものは、捨てずに持っておいで。僕のものはこのトランクに入れて、このクローゼットの上の棚に入れておくから、見てもいいよ」と言った。
家内は、我が家に引っ越してきた時、小さな箱を持ってきた。
「私のは、ここに置いとく、見てもいいよ」と、僕の部屋のインターリュプケという家具の上の棚に置いた。
何と大胆な・・・。
現在に至るまで、その箱を開けていない。
家内は僕のトランクを開いたのだろうか?

今朝も、「お父さん、ガス見て」と言われた。
家内が勝手口の鍵を確認し、トースターと炊飯器のコンセントも引っこ抜いた。
そしてガスの元栓を見ている。
いつものように後ろからハグし、「見た~」
「大丈夫?」「大丈夫」
いつものようにお風呂が点いていないか見に行くために、僕の腕の中でクルリと振り返ると、僕は少しかがみ、僕の顔を家内の顔と同じ高さにしてキス。
そのまま腰を伸ばすと家内の足が床を離れる。
仕事に行くために、お化粧し髪を整え戦闘服に着替えておしゃれになっているが、軽いな・・・。

12月に入り、銀行の貸金庫で権利書などをチェックしていたら、見覚えのある桐の箱が目に止まった。
結婚した時、お互いのお互いに対する要望を半紙に書いた。
それを丸めてこの箱に入れた。
何が書いてあるか知ってるけど、懐かしくなって開いてみた。
僕からの要望は、「誰が運転する車の助手席に座っても、必ずシートベルトをすること」
家内が書いたのは、「年1回旅行に連れて行くこと」そして「浮気したら離婚だからね」

この約束から始まった僕らの結婚生活。
僕は約束を守っています。
火の元を点検する定番の朝の時間をいつまでも続けていたい。
前世もこの人と一緒だったのだろうか?
できれば来世も、家内を見つけてみたい。


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