10/22・皇后陛下のお誕生日メッセージ

美智子皇后陛下の82才の誕生日に当たっての文書でのお言葉が、新聞に載ってい
 した。
「親父の亡くなった82才に、美智子皇后陛下もなったんだ」・・・僕の親父は大正14年生まれなので、1924年。
お袋は、1928年生まれ。
美智子皇后は、2016-82=1934年生まれ。

僕の母方の実家の本家から正田醤油に嫁いだ方がおり、その家系に美智子皇后(ひ孫)が生まれたので、母はとても親しみを持っていました。
本家も明治の世に入り、正田家同様、鉄道会社・肥料会社・銀行など多くの会社を創業し、北関東の発展に寄与した。
そんな関係で、正田醤油やキッコーマン醤油・日清製粉を、小学校の頃メーカー指定で買いに行かされました。

ニュースには、先の天皇陛下の言葉について、「皇太子・秋篠宮とよく相談した」ことと、「生前退位という言葉に衝撃を受けた」と書かれていた。
僕も『生前退位』という言葉に違和感を覚えたので、今でもTVや新聞で使われ続けているのに変だなと思っていました。

そこで、宮内庁のウェブサイトで、全文を読んでみました。
まず熊本地震などの自然災害の被災者に対するお言葉。次にフィリピン訪問で、両国の戦没者の慰霊が出来たこと。
ブラジルオリンピックとパラリンピックについて、障害者スポーツが健常者スポーツ同様見る人の心を引きつけるものに育ってほしいとの願望。
日本人研究者が発見した元素とノーベル賞受賞。
青年海外協力隊やシニア海外ボランティアの勇躍。

個人的には、天皇陛下とともに、長年の希望であった川の源流から河口まで歩くことが出来たこと。
ホームからの視覚障害者の転落事故への対策が進むように希望。
そして、天皇陛下の玉音放送について書かれていました。

『8月に陛下の御放送があり,現在のお気持ちのにじむ内容のお話が伝えられました。私は以前より,皇室の重大な決断が行われる場合,これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々であり,その配偶者や親族であってはならないとの思いをずっと持ち続けておりましたので,皇太子や秋篠宮ともよく御相談の上でなされたこの度の陛下の御表明も,謹んでこれを承りました。ただ,新聞の一面に「生前退位」という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした。それまで私は,歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので,一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。私の感じ過ぎであったかもしれません。』

最後に、タイ国王陛下の崩御について書かれていました。

皇后陛下の言葉を読んで、天皇陛下の玉音ビデオ放送では使われなかったが、ご譲位を希望なさっていると僕も感じたことを、『生前退位』という言葉で表現されたことに衝撃を感じたことが伝わってきた。
僕は歴史好きなので、いろんな歴史書を読んできたが、「生前退位」という言葉は見たことがない。
「譲位」が一般的に使われている。
これに「生前」が付くことで、まだ生きていらっしゃる方への言葉なのかと思った。

「生前」という言葉を使うのは、「父が生前お世話になりました」「あなたのお母さんには、生前お世話になった者です」というように、亡くなった後に故人を偲んで使うことが多く、「生前相続」という本人と弁護士や家族が、本人の意思を子孫に残す場合、限られた身内に使うぐらいに思う。

創業オーナー会社の社長さんが、息子さんに社長職をバトンタッチする時でさえ、「生前退位」なんて言葉は使わない。
「お前に譲りたいんだ、社員のために頑張ってくれないか」のように。

天皇陛下の玉音ビデオ後、「生前退位」という言葉への違和感を書いた。
「日本語を使うプロなのに、歴史書を読まないのか?」と憤りさえ感じた。あれから2ヶ月、未だに「生前退位」がマスコミ横並びで使われている。
皇后陛下の言葉は、天皇陛下の心の中を察しての言葉のように思う。
各社、正しい言葉を使う部門のトップが集まって話し合い、そろそろ改めた方が良いように思う。
言葉は日々変化して行くが、NHKを中心とした言葉のプロが、正しい日本語を使うことで、日本人が正しい日本語を日々学び直している。
プロ自ら造語して広めるのは、如何なものかと思う。

それと、天皇陛下の玉音ビデオを聞いて感じたのが、「僕は公務が多くても、この家に生まれ天皇を継いだ者の宿命として体が動く限りこなして行くが、同伴する皇后には楽をさせてあげたい」という労りの気持ちです。
今度は、皇后陛下から、天皇陛下の心の中に起こった「まだ生きているのに「生前退位」と言う言葉を使われた残念さ」を現された。
夫婦の労り合う美しい夫婦の姿を感じた。

『宮内庁関係者は皇后さまの感想について「『生前』という言葉に接して、その裏にある『死』を連想されたのではないか」と話している。』とニュースに載っていた。

皇室の最側近として日々行動を共にし、仕事をしている者として、マスコミ各社の「生前退位」について、当然僕同様の感想を持ったはず。
本来なら、根回しして「譲位」などのもっと最適な言葉に改めるよう行動するのが仕事であるはずなのに、皇后陛下の言葉で気付いたようなコメントに、どうなっているんだと思いました。

こんな気持ちだから、年齢にそぐわない天皇皇后陛下のスケジュールを突っ込んでいくのだろうと思った。
天皇陛下としては、できるだけ国民にプラスになろうと、身を子にして働こうとする。
でも、年齢・体調を考え、皇太子以下皇族に公務を肩代わりさせ、年齢なりの仕事量に調整するのが、宮内庁官僚の仕事だろうに。

人と会う・外国や国内に行く・国会などの公式行事を行うなどの国民の目に見える行事の他に、全国の神主さんが自らが勤める神社で行っているのに倍する祈る行事の方が、代々天皇が続けてきた本来業務です。
人に見える行事が多すぎて、本来業務が疎かになっているのを危惧しての悲鳴かもしれない。
この配慮に欠けたから、天皇陛下から悲鳴の玉音ビデオが出たとも考えられる。

どうやら、皇室典範改正ではなく、特別法で一代限りの法案を作って譲位の道を探るようですが、僕は現状の生涯天皇に賛成です。
玉音では否定的なお考えでしたが、摂政という古来からの制度があります。
皇太子殿下を摂政に指名されれば済むことです。

平安時代に多用され、制限のある天皇から上皇になり、より自由に政治介入する(側近公家を使って匂わせる)手法の二元権威政治から来る国内対立を多数知り、それによって一方に味方する勢力間に多くの戦いが起こりました。

天皇方・上皇方の二元権威の勢力争いから、武力衝突が起こり、そこから勝者として平清盛が頭角を現し、平家政治を倒すために上皇方の画策により、源氏の弔い合戦が起こった。
足利尊氏は、後醍醐天皇と対立し、新たな天皇を立て、南北朝の戦いが長期間続いた。

それらの歴史の反省から、上皇の存在がない生涯天皇制を明治時代に採用した。
すでに今上陛下からビデオメッセージが出た後なので、特別法で対処するのがベストのように思うが、今後このようなことが無いよう、宮内庁職員には配慮願いたい。

天皇陛下が、自分の死の時、昭和天皇崩御の時のように、自粛ムードから経済停滞を起こすのが偲びないと言葉になさいましたが、日本国民は馬鹿じゃないので、自分たちの生活が成り立たないほど自粛はしないから安心して欲しいと思う。

老境を迎えた親が、子達に「私の葬儀は簡単でいいから」と言うのに似ていると思う。
僕もそう聞いていたが、「はいそうですか」では長男としてのメンツが立たない。
我が子や分家の弟一家に範を示すためにも、出来るだけのことをして送り出した。
それで良いのだと思う。
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