9/25・インカレ予選 2

本日の第1レース(通算第6レース)がスタートし、接戦の470は3位金沢と相変わらず接戦ですが、4位とは少し差が広がったようです。
S級は好調で、トップとの差を縮めました。
第7レースもいい感じで始まりましたが、コミッティーからの無線で当方の1艇がフライングで失格になったようです。
そのままレースは続き、着順は順調でしたが、3回生のエース艇に朝注意した英語(失格)が付き、4位に転落してしまいました。

2回生のスタンバイメンバー2人に、レース前「どっちの海面を選択する?」に始まって、レース展開を見ながら、「ここで何故タックするか?なぜタックしないか」、「上マークまでの有利海面を見て、次の下マークに向かう有利海面を予想する風の見方」など、フリートレースでの勝利のセオリーを伝授していました。
コーチボートをドライブするマネージャーにレース中の位置取りを指示し、来年以降クラブを背負うメンバーと、「自分ならどうする?」を聞き、「僕ならどうする」を話し、次にどうなったかで検証をします。
更に、練習で感じた基本動作で出来ていないところも伝える。
自然にスタンバイメンバーが耳を傾け、一緒にレース展開を考えながらの応援です。

上位フィニッシュで意気揚々とコーチボートに戻ってきた失格艇に現実を伝えます。
合わせて、総合順位と点差も伝えます。
みんなに申し訳ないと、がっくり首をうなだれる3回生エース。
続いて戻ってきたチーフ艇にも、同じことを伝え、こちらも生気を失った顔になりました。
1年間の集大成の1ヶ月後の全日本の前のここで、このチームが終わるのか・・・

13:30を回って新たなスタートは切らないと決められていますが、時間的にはまだ2~3レースできます。
ボートスピードでは負けていないこと、2レースあれば十分逆転可能であること、済んだことを忘れ新たなレースに臨むことを伝え、肩を叩いてレース海面に戻します。

メンタル面が心配ですが、切り替えてやってくれるものと思いながら、監督はスタンバイメンバーに用意しておくように伝えます。
リーダー艇を見ていた監督が決断し、「よし行くぞ」とスタンバイの本来4番艇の2回生ペアに声を掛け、ドライブするマネージャーに、「全速でリーダー艇に向かえ」と指示。
見ていなかったけど、リーダーから監督へのアイコンタクトがあったのかもしれない。

レギュラー2人がレース艇から降り、2回生スタンバイがレース艇に乗り込む。
その直後スタート5分前号砲が鳴りました。
スタート4分前以降は、選手と接触出来ませんし、レース海面から十分離れなければなりません。
全速でスタートラインから遠ざかります。

次のスタートのカウントダウンが始まり、スタートを見つめます。
レースが始まりレース展開を見ながら、リーダーとそのクルーの様子を見ます。
リーダーは船の前でうつ向いたまま、自分の気持ちを整えているようで、誰も声を掛けない。
クルーは、自分のコース引きがうまく行かず、エース艇の成績を残して来なかったのが、現在のピンチを招いたと自分を攻めているようで、ドライブ席の横にうずくまり涙を流している。
これも彼なりの気持ちの切り替えでしょう。
そっとしておきます。
ドライブする女子マネージャーが、ドライブしながら時折彼に目を落とし、優しく見守っている。

急遽レースに抜擢したサブメンバー艇が、第1上マークを上位回航し意気が揚がります。
リーダーの顔が前を向いてきたので、話に行きます。
「たぶん次のレースが最終で、ライバル校からの攻撃に2回生では経験不足なので僕が行きます。ただ2人のコースがチグハグなので、クルーを交代します。すいませんが、観覧船に乗ってるYを呼んでください」との力強い言葉が帰ってきました。

監督が、「観覧船に急げ」と指示。
観覧船から2回生Yをこちらに乗せ、リーダーは彼と話しています。
「今日の風はどう見える」の答えに納得し、「俺は今日コースが見えない。お前にコースを全面的に任せるので俺はボートスピードに集中する」と、即席ペアの役割分担を明確にしていた。
出番はないと思っていた5番艇2回生クルーY君が、レース装束に身を包んでいく。

レース展開は当方に味方し、失格を食らった3回生エースが汚名挽回し、サブもスーパーサブの順位で帰ってきて、このレースで再逆転しました。

時間的にあと2レースは無理そうで、次が最終レースになりそう。
フィニッシュ後戻ってきたレース艇に、得点を伝え、スーパーサブが上がり、リーダーと2回生クルーが乗り込んだ。
泣いても笑っても最後のレースです。
再逆転したとは言え、点差はほとんどなく、このレースに勝った方が、全日本への最後の切符を手に入れます。

S級は、快調に飛ばし、3位のとの差をぐんぐん拡げ、もう安泰です。
こちらも大会直前に抜擢された5番艇の2回生コンビが、レギュラーで乗っていました。
この艇をS級リーダーコンビにチェンジです。
S級は、このリーダーがチームを引っ張ってきましたが、大会前に絶不調におちいり、出番になった4番艇2回生コンビの艇長が、なんと大会前日の練習で肩を脱臼してしまいました。
大抜擢の2回生コンビが、予想以上に走り、大きなアドバンテージを作りました。

上がってきた2回生4人は、良い成績でクラブに貢献し、ハイテンションです。
20160925KinS035s.jpg 満面の笑みで、最終レースに向かう6艇のレース艇にプラスのオーラを送ります。
それに釣られたのか、470リーダー艇クルー君2回生も復活してきて、レース海面を見つめています。
それを見て僕の双眼鏡を彼に預け、「何処に当方がいるか報告してくれ」とあえて仕事を与えます。
自分の中で気持ちの整理ができたような表情です。

20160925KinS036s.jpg 大会直前までレギュラーでなかったが、抜擢に応え大活躍した2回生4人が、彼を大はしゃぎの輪に入れ、ワイワイ応援しています。
こいつら、いい仲間を持ったな・・・
僕も学生時代を思い出します。
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