8/15・出雲・松江城

20160815IzumoS299s.jpg 出迎えは、「堀尾吉晴公」の銅像。
『堀尾古墳公 1543~1611 松江城を築城した堀尾吉晴公は、愛知県丹羽郡の土豪の家に生まれ、岩倉城の戦いに16才で初陣、奮戦しています。岩倉落城によって牢人となったのですが、猟師暮らしをしていて、美濃の山中で水下藤吉郎(羽柴秀吉、豊臣秀吉)と出会って、その家臣となりました。
武将時代の「茂助」、晩年の官名「帯刀先生」の名でも知られています。「仏の茂助」と呼ばれる温厚な人柄でしたが、20才台から50才まで、戦いに明け暮れ、豪勇の士として多くのエピソードを残しています。
馬に乗りただ一人貝殻塚(貝塚市)頂上に立ち、鉄砲の総攻撃を受けながら守り通したことは、後世までの語り草となっています。越前一揆軍との戦いで、殿を務めながら、一揆勢を討ち取り、秀吉から「鬼の茂助」と称賛されたこともあり、その手柄の数々は信長が、「茂助は毎度のこと」と讃えたほどです。
数回に渡る城受取役や敗れた城主の切腹の検視役は、吉晴公の人格と彼に対する秀吉の評価と信頼が高かったことを現しています。
秀吉没後、三中老の1人として、徳川と前田、五奉行と徳川とのいざこざの解決に貢献し、家康から本領遠州浜松12万石とは別に、越前府中5万石を贈られています。関ヶ原合戦後、子・忠氏は出雲・隠岐両国24万石を与えられ、吉晴も共に出雲の国に来ました』

20160815IzumoS315s.jpg 『松江城保存につくした人たち 明治4年(1871)4月、松江城の廃城が決まり、明治8年(1875)に、利用できる釘・カスガイなど金物が目的の入札が始まりました。
木材は燃やし、石材は壊されるしかありませんでした。松江城の姿は、失われる寸前でした。
この危機を救ったのが、元松江藩士・高城権八と出雲郡出東村(現斐川町坂田)の豪農・勝部本右衛門家の人たちでした。高城は銅山方役人、勝部家は当時、銅山経営をおこなっていましたので、本右衛門栄忠と、息子の景浜は、高城と公私にわたる親しい間柄でした。
そのとき、松江城を管理していたのは陸軍広島鎮台でした。入札で松江に来ていた責任者の斉藤大尉と会い、入札額と同金額を納めるから、せめて、天守閣だけでも残してほしいと懇願しました。天守閣の入札額は180円だったと伝えています。こうして、高城権ハと勝部本右衛門の努力で松江城天守閣は残り、全国に現存する十二天守の1つとして、今も、戦国の威風をただよわせて松江の町を守っています』

20160815IzumoS332s.jpg 威風堂々とした黒壁のお城で、熊本城や姫路城に比肩する佇まいです。
石垣には修復した跡が見え、行き届いた手入れを感じます。
石垣には、普請大名の目印も見えます。

20160815IzumoS345s.jpg 大人560円で天守に登ってみました。
『史跡・松江城 堀尾氏は豊臣秀吉、徳川家康に仕え、関ケ原の合戦で武功をたてた堀尾忠氏(堀尾吉晴とする説もある)は、慶長5年(1600)出雲・隠岐両国24万石を与えられ、広瀬の富田城に入城した。
しかし、富田城はその周辺を高い山に取り囲まれ大砲などを使う近代戦に不利であったことと、侍を住まわせるに広大な城下街を形成しなけれぱならなかったことなどの理由からこの極楽寺山(亀田山とも言う)に城地を移した。
築城工事は、慶長12年(1607)から足かけ5年を費やし、慶長16年(1611)に一応の完成をみた。城地の広さは東西360m・南北560mあり、周囲に幅20~30mの内濠をめぐらす。
標高28.1mの頂上部に本丸を置き、荒神権をはじめ6ヶ所の櫓とそれをつなぐ細長い多門がめぐっている。天守は本丸の東北隅に築かれている。二之丸は本丸の南側に一段低く隣接し御書院や御広間などがあった。本丸の東側の平地は二之丸下の段と呼ぱれ藩士の扶持米などの米蔵が立ち並んでいた。
その外、本丸の周辺には腰曲輪、中曲輪、外曲輪、後曲輪があった。城山の南には三之丸(今の県庁附近)があり藩主の御殿があった。
石垣用の石材は、松江市の東部、大海崎、福富地区の山麓から産出する安山岩(いわゆる大海崎石)が大量に使用され、堀尾氏の家紋である分銅型などの刻印が認められる。
城主は堀尾氏、京極氏と続くが、いずれも嗣子なく断絶した後、松平氏が10代続き一度の戦乱にまき込まれることなく明治維新を迎えた。
明治8年(1875)無用の長物と化した櫓や多門など、多くの建物はことごとく壊されたが、天守だけは旧藩士や豪農の懇請により保存されることになり、山陰地方唯一の現存天守として、その威風堂々たる偉容を今も宍道湖畔に映し出している』

20160815IzumoS349s.jpg 去年、重要文化財から国宝指定に格上げされました。
天守閣内には、甲冑初め様々なお宝が展示されており、最上階は風が吹き通り、宍道湖を望む景色を堪能しました。
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