3/6・南河内史跡ツーリング宿題解消 その2 西琳寺・真蓮寺・大黒寺・杜本神社

8:14、「近鉄・古市駅」の東の細い路地に入り込み、住宅地にある「西琳寺」到着。
「欽明・桓武天皇勅願寺」の石碑が立つ559年建立というとても歴史のあるお寺です。
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それにしては境内も小さく、本堂も特に特徴はない、でも境内に置かれた寺院礎石の大きさを見ると、過去の興隆期の伽藍の立派さを想像させる。
とても大きな五輪塔が3つ並んでいる。

『鎌倉時代中期に、西琳寺奥院が高屋丘にあった。1295年住職の墳墓(五輪塔)が造営された。その後高屋城が築城され、土塁下に埋もれてしまった、昭和33年宅地造成工事で発見され、ここに移転安置されている。五輪塔は、地・水・火・風・空の5つの宇宙の生成要素と説く仏教思想に基づいて平安時代に創始された。元来は堂の落成、仏像開眼時の供養の目的の1つにしたが、鎌倉時代以降、供養や墓石として作られるようになった』

8:21、「真蓮寺」
ここも路地のような入り組んだ所にある寺院。
門が閉ざされ、境内を拝見できなかった。

『古市郡役所跡・真蓮寺 真宗西本願寺派。平安時代は「蓮華台寺」と称した真言宗のお寺だったが、鎌倉時代初期、浄土真宗に改宗された。室町から戦国にかけて、河内地方の一向宗基地となり、天正年間の石山合戦には、住職とその子が武将として参戦し、討死した。明治13年古市郡の役所が当寺の一角に利用され、9年間存続した』

r27を南下し、8:34「禅宗・大黒寺」
「日本最初・大黒天出現霊場」と書かれた大きな石柱が立っています。
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山門は低い板門で閉ざされていますが、「参拝自由、夕刻まで」と書かれていたので、勝手にプラスチック・チェーンを外し入り
ます。
小綺麗な境内です。
本殿は「祈祷殿」となっており、この中に大国様がいそうですが、中が見れません。
お経が聞こえるのでお勤め中のようです。
毘沙門天・弁財天などの6体の真新しい石造が参道脇に並び、お金回りが良さそうだなと感じます。

8:42・「杜本神社」
葬儀会館のような所にバイクを停めます。
『金剛輪寺跡 杜本神社の神宮寺として聖徳太子存命だった頃創建されたと寺伝に書かれている。
近飛鳥寺と呼ばれ、神社とともに南北朝期たいへん栄えた。後村上天皇から「金剛輪寺」の寺号を賜った。南北朝時代は、南朝の勅願所となり兵火を受け焼失衰退し、信長の河内攻めでも兵火を受けた』

R166沿いを流れる飛鳥川の河岸段丘上の位置にあり、鳥居は川に向かって立っており、その階段を下った所に駐車場がある正面のようです。
「式内・杜本神社」と書かれた銘板が鳥居に下がっていたので、延喜式に収載された神社のようです。
登って行くと本殿のある曲輪に上がりました。

祭神は、「経津主神(ふつぬし)・経津主姫神」
聞いたことのある名だけだったので、帰宅後調べるとイザナギノミコトが産んだ神で、天孫降臨の前交渉で大国主命のもとに天下った交渉神の一人ということでした。

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謂れ板に、「大楠公の首塚」「隼人石」「藤原長手公の墓」と書かれていた。
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本殿横の軒下に、消防ポンプが打ち捨てられていた。
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本殿前に「立砂」が立っている。
観光客などゼロと思われる神社にこれがあるとは、ちょっとびっくり。

みんな見て回りましたが、隼人石がここにあるのが興味深いです。
隼人石は、朝廷の強軍「隼人」の姿を彫り込んだ(頭が獣で体は人間)石で、兵馬陵の埋蔵軍のようなものです。
古事記に、隼人の反乱を鎮圧に行くお話が載っていた。
戦国時代に九州平定寸前まで行き、明治維新でも大活躍した薩摩の男を「薩摩隼人」と言いますが、あれの先祖と理解しています。

古墳時代に制作され、古墳などを守るために周囲に設置されたと理解しているのですが、これを見て「ここ古墳じゃないの?」と脳内妄想しちゃいました。
四方はみんな下りになってる小高い独立丘です。
こういうのを感じることができるので、現地に来ると面白い。
ここは大収穫でした。

飛鳥川沿いの細道に入ると、「竹内街道」となっていました。
日本最初の官道(国道)です。
杜本神社の正面でストップ。
「水分神社」と書かれた石柱が立ってる。
近在の村への農業用水を分ける分水所があったのでしょう。
この配分は農家の死活問題なので、この取り分を巡ってよく争いになっています。

『天正年間 織田信長の高屋城攻めにより、社殿焼失』と書かれていた。
高屋城は、水濠を伴った安閑天皇陵にあり、その周囲が城域だったのでしょう。
大和盆地側からの侵入者に対する城の守りの砦・屯所として機能していたのでしょう。

南河内史跡ツーリング 2/5
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