1/31・京都山科・醍醐寺・三宝院・伽藍エリア

霊宝館横の仏像棟が公開されているということで見学。
2週間前に訪問した湯浅の万願寺から秀吉が移したという薬師如来三尊(日光・月光)は、鎌倉時代製作だそうですが、ほぼ完璧なお姿でした。
修復されているのでしょうが、とても綺麗な仏様でした。

興福寺の阿修羅像に似た細身の仏像や、細面の美しい吉祥天が目を引いた。
僕はどうも、仏像も美人差を感じる細身が好きなようです。

続いて三宝院エリア。
まずその売店を覗き、ドイツ語写真集の存在を確認します。
三宝院は平安時代に建立された塔頭で、醍醐寺の中心塔頭として存在していましたが、応仁の乱の兵火で荒廃しました。
秀吉の時代、醍醐の花見と紅葉狩りを契機に復興され、秀頼にも受け継がれ、庭園は秀吉自身の縄張りだそうです。

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立派な枝垂れ桜を横目に、唐破風屋根の玄関を上がると、いきなり素晴らしい生花。
思わず玄関畳に座り、低い視線から眺めちゃいました。
畳の日本間が並び、「勅使の間」もありました。
廊下から開けられた襖を通して、リニューアルされたばかりと思われる素晴らしく綺麗な「勅使門」が見えています。

「表書院」の床の間に目が行きました。
襖絵や違い棚が素晴らしい。
縁側から太閤さんが縄張りしたという庭園を見ます。
枯山水もいいですが、ここは池があり、小さな滝が流れ落ち、縁側の下まで伸びた池には鯉が泳いでいます。
リアル山水の庭の方が、いいな。

10:02、売店で「ドイツ語版・醍醐寺写真集・2500円」を購入。
重いので、僕だけ車に戻って書を置きます。

下醍醐の伽藍エリアに向かいます。
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さっき内側から見た勅使門を、表から見ます。
母の実家と同じ五七桐紋と、天皇家の十六菊紋が金色に装飾され、真っ黒な門に映えます。
西大門を入ったところが受付でした。

これで3エリア目のチケットを切られます。
西大門は、仁王門になっており、左右の阿吽仁王像は鳥よけ網もなく、ダイレクトに見えていい。
僕の子供の頃は、どこでもこうだったのに、最近はいたずら避けもあるのだろうけど、無粋な金網で覆っていたりして、写真に収める気にもならない興ざめ門もある。

重要文化財・「清滝宮」
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醍醐寺の守護宮なのだろうか、くたびれ気味だけど、檜皮葺の屋根を持った趣きのある本殿だ。

「国宝・醍醐寺金堂」
醍醐天皇御願により、926年に創建された釈迦堂が前身で、2度の焼失後、秀吉の命により、紀州・湯浅から移設が計画され、秀頼が1600年に完成させた。
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薬師如来像が、醍醐寺の本尊だそうです。
日光・月光の定番三尊の脇に天部が守っていた。

2人の女性が、熱心に真言を唱えておられた。
真言密教の寺なので、四国八十八ヶ所巡りや高野山奥の院結願を終えた方かもしれない。
そんな唱え鳴れた雰囲気があった。

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上醍醐に向かってゆるく登る中央の道を挟んで、左側の金堂と対称な位置に「国宝・五重塔」があるが、この訪問は上醍醐からの帰りに残しておこう。
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「不動堂」は不動明王を中心に5体の明王像が安置され、お堂前の境内で修験道の護摩行が催されるそうです。

「真如三昧邪堂」
堂内にお釈迦様がお亡くなりになるまで説法を続けた姿と言われる涅槃像が、金色に輝いていた。

「祖師堂(弘法大師・理源大師)」
他の真言宗の多くの寺では、「御影堂」と呼ばれる伽藍です。
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堂内にはもちろん、弘法大師と理源大師像が安置されている。

理源大師は、弘法大師の孫弟子で、平安時代前期の真言宗の僧。
天智天皇の6世に当たるのだとか。
壮年期に醍醐寺を創建し、天皇に保護された京の真言宗の本拠地・東寺の僧正まで上った真言宗屈指の僧。
吉野・金峯山寺を本拠地に修行を積み、役行者から始まった修験道を再興した。
真言宗はもともと密教であり、現在の葬式仏教と違い、中国の山岳修行仏教と共通する厳しい修行を経て悟りを開くことを正とする「修験道」に相通じる。

修験道こそ、中国で隆盛した本来の仏教の姿とも言える。
出家・在家を問わず吉野の山で一心に山を歩き修行する修験者に出会うと、瀟洒な袈裟に包まれた仏僧以上に、尊い姿を見た感じを受ける。

修験道・中興の祖・理源大師建立の醍醐寺が、その根本地としての誇りから、先に書いた他寺が今を食うがために宝物流出させていった流れと一線を画したのが、何となく分かる気がする。

「国際法学院(修行道場)」
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「観音堂」に入ると、「僧侶と一緒にお経を唱えませんか?(約30分)」というお誘いが書かれていた。
10:30・14:00の2回あるそうです。
時刻を見ると、11:07・・・残念。
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