1/24・京都泉涌寺

「楊貴妃観音堂」・・・絶世の美女・楊貴妃の名に釣られて。
『唐の玄宗皇帝の后・楊貴妃は、絶世の美女であり、2人の愛情も深かった。しかしその美貌のために玄宗の失脚と安禄山の乱を呼び、756年后はその乱のために命を落とした。
安禄山が討たれた後、玄宗皇帝は后を偲ぶため、香木によってその等身坐像にかたどった聖観音像を造った。1255年中国に渡った湛海は、その像を持ち帰り、泉涌寺に安置した。以降100年毎に開扉されてきた秘仏であったが、1956年から厨子の扉は参拝者のために開かれることとなった。仏体は寄木造りで、手に極楽の花・宝相華を持ち、宝冠は宝相華唐草の透かし彫り、その下に観音の冠を重ねている。観音の慈悲と楊貴妃の美貌が渾然一体となった仏像で、目元や口元の曲線が得も言われぬ尊容を漂わせている』

撮影禁止ゆえ残念ですが、この仏像は、今まで見た仏像の中で最も美人さんでした。
「これぞ日本一」「美貌願望に訪問女性絶えず」などの謳い文句の美女仏像さん・聖天さん・弁財天さん・・・いろいろ見てきたが、僕の目にはほぼ全滅。
でも、この楊貴妃さんは美しく可愛いと思いました。
まあ、これ以上の方は現代に溢れていますけど。

唐の仏師も本人が亡くなっているので、等身大の本人を目の前モデルにしたわけじゃないと思うけど、「理想の美人」を頭に描きながら彫ったはずです。
唐の時代も現在も、男にとっての美人感覚はさほど変わっていないということです。
泉涌寺で一番良かった。
「美人祈願 楊貴妃観音」と書かれたお守り・500円を購入。

横に展示室があり、入ってみました。
屏風絵や源氏物語の絵が素敵でした。
山門から下って本殿があります。
登って本殿は多いのに、下って本殿が珍しく、何か不思議でした。
運慶作の三尊が本尊で、天井には龍が描かれていました。

舎利殿も、内裏の御殿を移築したものと書かれていました。
ここに収められている釈迦の遺骨は、前述の湛海が中国から持ち帰った「釈迦の歯」だそうです。
説法をする口にあるので特に尊いのだとか。
天井には、狩野山雪の勇猛な鳴き龍が描かれ、肢体を大きくくねらせながら飛翔する姿、逆立つウロコには悪魔退散の激しい怒りが表現されている。
日光薬師堂とともに東西の鳴き龍として有名で、堂内に立って手を叩くと、龍が鳴いているように聞こえるそうです。
試してみたかったけど、ご開帳していません。

日光の鳴き龍は聞いたことがあります。
ビーンという感じでした。
子供の頃だったので、天井から龍に睨まれている感じで怖かった想い出が残っています。

本殿(仏殿)・舎利殿と並んだ奥に、素敵な檜皮葺の大屋根が見えています。
20160124YusenS248s.jpg
天皇家の紋章・十六門菊が彫られた門のある「霊明殿」。
とても美しい。
その奥に、孝明天皇の御陵があるのですが、見えません。

さすが皇族が泊まるために脈々と受け継がれてきた建物だけはあります。
いつでも使えるように、最優先で維持管理されているのでしょう。
20160124YusenS253s.jpg
勅使門もありました。

『勅使門 皇族方や天皇の勅使が寺を訪れた時に開けられる門です。大型の柱の四脚門。軒は全て菊のご紋の瓦で飾られ、蟇股その他には牡丹の彫刻があり、唐戸の上と門の四脚の左右には、軸木の木葉文を付けた細やかな透かし彫りがあり、屋根の破風には雲文の懸魚を付け、皇室の菩提所としての風格のある優美な門である。
修理の際、弘化2年(1845)ご再建という銘文が見つかった。天保12年(1841)の本坊の火災の後、再建された年に当たる。門を入ると白砂を敷いた御所庭の奥に昇降口があり、「御車寄せ」と呼んでいる。「その上の屋根は檜皮葺となっており、屋根の破風には鍍金された菊の御紋の飾り板を付けた華やかな造りになっている』

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勅使門はもちろん開かれていないが、横の門から入り建物を見ると、惚れ惚れするような見事さでした。
このお寺は天皇家とのつながりが深く、天皇の菩提を弔うことが出来る別格寺です。

天智天皇と光仁天皇から昭和天皇までの歴代天皇・皇后の位牌を安置している。
天智天皇の次の天武天皇から天武天皇系の天皇位牌は除いているんだ。

天皇家は、古の昔から民の生活に心を砕き、天変地異の無いよう、あるいは天道の災いの心を鎮めるよう行動してきた存在です。
東日本大震災後、被災地を訪問し、天皇皇后両陛下が海に向かって深く頭を垂れていた姿が脳裏から離れません。
民の経済が低下した時は、自らの母屋の修理を後回しにしてきました。
ここが美しく保たれていることが、今の日本経済の順調さを表しています。
いつまでもこのような文化を保てるよう、日本人みんなで頑張りたいものです。
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