ぶらり日本全国 「語源遺産の旅」

去年から、「吉川英治・新・平家物語・全16巻」を読んでいます。
月1~2巻ペースで読んでいましたが、元来飽き性なので、途中に他の本を混ぜています。
現在15巻の後半で、平家を壇ノ浦で打ち破った源平合戦のヒーロー義経が、頼朝の猜疑心により疎まれ、京都を終われた逃避行中です。
残りあと1巻だけで読了なので、もったいなくて、今月に入り読むペースが更に落ちました。

平家物語に挟んで最近読んだ本は、
5月 「運のいい人の法則」リチャード・ワイズマン博士 角川文庫 ★★★
6月「マスカレード・ホテル」東野圭吾 集英社文庫 ★
6月「愛を積むひと」豊田美加 小学館文庫 ★
7月「はじめての古事記」竹中淑子・根岸貴子 徳間書店 ★★
7月「ぷらり日本全国「語源遺産」の旅」わぐりたかし 中公新書ラクレ ★★
です。

読了後、読書感想文を書くようにしていますので、「ぶらり・・・」の読書感想文を・・・

放送作家である著者が、「べっぴん」とはどこから来た言葉だ?のように、疑問に思った日本語の語源を探す旅日記です。
「タニマチ」「十八番」「トロ」・・・、純粋に語源の起源や発祥を探す学術的な面で読んでも面白いし、言葉の語源を探す目的なんだけど、その周囲の素晴らしい自然や人々の営みに接する旅として読んでも楽しめます。

歴史好きなので、地名に興味を持って「なぜそこがその地名に?」と思って歩き、現地の寺社の謂れ板にそれを見つけると小躍りしたりする僕にピッタリの本でした。

「ヤブ医者」の語源を探しに、兵庫県養父市にやってきた筆者は、「養父市場」という駅名に興味を覚え、但馬牛の集積地であったことを知る。
神戸牛や伊勢牛も、元は但馬牛が種牛であったりするのも語っている。
こういう本題と離れた雑学的な部分が面白かったりする。

『養父に非常に優秀な医者がおり、それ目当てに京からも患者さんが殺到した。大志を抱いた若者がこの先生に弟子入りし、開業して大成功していく。この養父の医者人気に便乗し、弟子でもなんでもないのに各地に「ヤブ医者」が増殖し、語源とは真逆の「とんでもなく下手な医者」の代名詞に「ヤブ医者」がなってしまった』

なんていうオチまでつく素敵な短編エッセイが、17篇も載っている。
あまりに面白かったので、前作の「地団駄は島根で踏め」を買ってしまいました。
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