4/5・大学ヨット部・新人勧誘 2/3

コピーしてきた2枚組み資料を床に広げ、ホッチキスで止め始める。
寝室から部員が出てきたので、「おはよう、暇?これをホッチキスで止めてくれないかな?」「はい」
彼に任せ16枚組の資料を床に広げ、そちらの準備に掛かる。
1人・2人と起きてきたので、「おはよう、各1枚ずつ16枚を束にしてくれる?」「はい」
次々学生が起きてきたので、彼らに任せ、僕はその他ミーティングの準備をする。

窓入口から、通勤でやってきた学生たちが続々入ってくる。
2Fの広くなった台所ルームを見に行くと、女子マネージャーもやってきて、「うわあ広い。綺麗」とワーワーやってます。
1年前のシーズンオフに2Fの寝泊まり部分が改装され、今オフは、1Fトイレ改装・シャワールーム増設・入口変更&2F台所改装です。
内部は山小屋風でいい感じの合宿所に変身しました。

僕が忘れ物を取りに車に戻ったので、定刻8時を5分過ぎて、キャプテンの挨拶でミーティングが始まりました。
事故の詳細をキャプテンに話してもらい、その状況から考えられるミスや、そうならないためにどうすべきかなど、僕なりの分析を披露した。
本来はみんなで話しあう時間を持つ方がいいのだが、それは部員内で終わっているので重複を避けました。

消防署の「応急手当講習テキスト」のコピーしてきた部分を輪読し、僕が講習で感じた細かい注意を話す。
続いて胸部圧迫・人工呼吸&AEDの実技を、ちょうど輪読の順番が回ってきた部員2人に、声掛け・心拍確認・周りの方への協力要請(110番・AED調達)・・・やってもらいます。
これがかなり盛り上がった。
大半の学生は、中学・高校時代や、その他の機会で胸骨圧迫やAED実技を、1度は見ているのでおさらいです。

続いて、「Sports Japan誌」のコピーを輪読します。
沢松奈生子さん(元プロテニスプレイヤー)の連載「スポーツ指導を考える」最終回「スポーツ指導・日本と諸外国6・結果ばかりを求めるのではなく、楽しいと思わせる指導を」です。

沢松さんは、お父さんの仕事で10歳までドイツで過ごしました。
お父さんから日本式の星飛雄馬の指導を受け、ドイツ人コーチから「ラケットをこう握りなさい」「ボールはこう打ちなさい」という指示が一切なく、「どう打ってもいいから、ラケットを使ってあの的に当ててごらん。当たったらアイスクリームをご馳走してあげるよ」という非常に楽しい指導を受けました。
「毎日でもテニスクラブに行きたい」という楽しい気持ちを今でも覚えているそうです。

あとからお母さんに聞いたところによると、テニスクラブに通い始めて1年ほど経ってドイツ人コーチに、「あなた方は、奈生子に生涯スポーツとしてテニスを楽しんでもらいたいか、それとも数年でやめさせもいいのか、どちらですか?」と言われたそうです。
当時ボリス・ベッカーやステフィ・グラフなどが台頭し、黄金期を迎えようとしていたドイツテニス界の真髄を知ったといいます。

10歳ぐらいになって試合に出るようになっても、ドイツ人コーチの指導はあまり変わらなかった。
日本では試合に負けると、すぐ弱点をカバーする練習をするけど、「試合には負けたけど、サービスは良かった」と声を掛けてくれました。
そんなことが書いてあります。

僕がスポーツ指導者資格を得た時の教科書に書いてあった脳科学から見た脳の構造の話を加えました。
脳は、痛み・辛さ・恐怖から逃れることを優先し、楽しい・嬉しいは優先しません。
よって、学校のクラブ活動で、罵声や体罰で指導すると早く上達ます。
でも次の学校に移るとそのスポーツをやめてしまう選手が多い。
何故かと言うと、脳内の引き出しにそのスポーツと恐怖・痛みがセットになって収納され、もう恐怖に遭いたくないと思う脳は、そのスポーツ=恐怖として奥の引き出しに仕舞われ、離れようとします。

反対に、喜び・楽しい・嬉しいと結びついたスポーツは、セットで手前の引き出しに収納され、すぐに取り出せるように・すぐ
に浮かぶようになってるので、一時そのスポーツから離れても、再び再開しようとします。

僕が高校時代にクラブで受けた体罰とそれへの反発。
大学ヨット部で組んだ先輩のドイツ人コーチこのままの指導で、インターハイにも行けなかった並の選手の僕が、学生トップクラスにまで行けたこと。
15才以下のジュニアヨットクラブでの指導で、日本一楽しいクラブと言われるようになり、ナショナルチーム選手を輩出出来た実績などを話しました。

予定の10時終了を5分オーバーして終了。
横に座っていた2回生・松原くんが、「すごく良かったです、ありがとうございました」って褒めてくれた。
彼はいつも積極的で明るい。
リーダータイプなので、将来会社の中核でバリバリやりそうです。
みんなの顔も満足そうだったので、概ね成功のようです。
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